
池 順鐸(ジ・スンタク、지순탁)の飾り皿
韓国現代陶芸界を牽引する巨匠、池 順鐸(ジ・スンタク、지순탁)の飾り皿をお譲りいただきました。
池 順鐸(1943年~)は、古来の朝鮮白磁の伝統を受け継ぎながら、そこに独自のモダンな感性を融合させた作品で世界的に高い評価を得ています。彼の作品の最大の魅力は、透明感のある美しい白磁と素朴でありながら洗練された絵付けです。
特に染付や鉄絵で描かれる山水や人物は、伝統的な文人画の趣を感じさせ、見る者に深い安らぎを与えます。池は、「粉青白磁匠」の無形文化財の保持者(韓国では「人間文化財」とも称される)に認定されており、韓国陶芸界における功績は非常に大きなものです。
今回お預かりした飾り皿は、池氏の熟練の技が感じられる逸品です。鮮やかなコバルトの青と鉄分の茶色で描かれた山水画のようなモチーフ、絵付けの配置、勢いのある筆致、そして焼き上がりの色合いのいずれを見ても、その卓越性がわかります。
陶磁器や古美術品の買取をご検討の際は、ぜひ、私ども古美術永澤にご相談ください。著名な作家の作品はもちろん、ご自宅に眠っている価値のわからないお品も経験豊富な査定士が丁寧に拝見いたします。
関連買取実績
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12








