
源右衛門窯 染付菊絵花瓶
有田焼の名窯である源右衛門窯の「染付菊絵花瓶」をお譲りいただきました。古伊万里様式を現代に伝える源右衛門窯らしい、深く鮮やかな藍色が目を引く逸品です。
同窯は宝暦3年(1753年)に創業し、270年以上の歴史を持つ有田を代表する窯元の一つです。その作風は、江戸時代にヨーロッパに盛んに輸出された古伊万里の意匠を現代に復興させたものとして知られています。
特に六代目館林源右衛門氏が欧州各地の古伊万里を調査したことが、その後の作陶に大きな影響を与えました。脈々と受け継がれる伝統的な手仕事により、独自の現代的なアレンジを施しながら、洗練された作品を生み出し続けています。
今回の「染付菊絵花瓶」は、呉須(ごす)と呼ばれる顔料で描かれた菊の文様が特徴です。古来より長寿を願う吉祥文様として愛されてきた菊が、濃淡を巧みに使い分けた染付によって、丸みのある小ぶりな花瓶の全面に生き生きと表現されています。
古美術永澤では、源右衛門窯の作品をはじめとする陶磁器の査定・買取を承っております。ご自宅に眠る陶磁器の買取をご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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