
松風栄一(まつかぜ えいいち)による金襴手(きんらんで)の花紋茶碗
京都が誇る名工、松風栄一(まつかぜ えいいち、1915-1991年)による「金襴手(きんらんで)」の花紋茶碗を買取させていただきました。
松風は、昭和から平成にかけて活躍した陶芸家であり、緻密な文様と格調高い色彩表現で知られています。今回の金襴手の作品は、鮮やかな朱色に繊細な金彩が映える圧巻の仕上がりで、作家の卓越した技術と情熱が伝わってくる逸品です。
中国から伝来した金襴手という技法は、まるで豪華な織物「金襴」を纏ったかのような華やかさが特徴で、日本の茶人たちの間で深く愛されてきました。
江戸時代には京都の地で独自の発展を遂げ、ハレの場に相応しい美術品としての地位を確立します。本作はその伝統的な美意識を現代に受け継ぎつつ、松風氏らしい洗練された構成力が光る、まさに京焼の真髄を体現したような作品といえるでしょう。
古美術永澤では、こうした作家の歩みや作品に込められた歴史的価値を大切にしながら、経験豊富な査定士が丁寧にお品物を拝見しております。大切なコレクションの整理がございましたら、ぜひお気軽に、古美術永澤へご相談ください。
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