
島岡達三による地釉象嵌縄文壺(じゆうぞうがんじょうもんつぼ)
人間国宝である島岡達三の代表的な作風が光る「地釉象嵌縄文壺(じゆうぞうがんじょうもんつぼ)」をお譲りいただきました。
同氏は、縄目文様を施した凹凸に白い土を埋め込む「縄文象嵌」の技法を確立し、益子焼を世界に知らしめた陶芸家として高い評価を得ています。
本作においても、力強くも繊細な縄の質感が象嵌によって鮮やかに浮かび上がり、土のぬくもりを活かした地釉との対比が見事な調和を生み出しています。計算された造形美の中に、民藝の精神が宿る素朴な力強さが同居した名品です。
島岡達三は民藝運動の巨匠である濱田庄司に師事し、その精神を継承しながらも、古陶磁の縄文に着目して独自のスタイルを築き上げました。古代の技法を現代の感性で再解釈したその功績は大きく、1996年には重要無形文化財保持者に認定されています。
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