
酒井田柿右衛門による濁手(にごしで)水仙文 香合
現代陶芸界に燦然と輝く名匠、十三代酒井田柿右衛門(さかいだ かきえもん)による「濁手(にごしで)水仙文 香合」をお譲りいただきました。
有田焼の長い歴史の中で、一時途絶えていた幻の技法「濁手」を父である十二代と共に現代に蘇らせ、重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝として認定された十三代の功績は計り知れません。
濁手とは、温かみのある究極の白磁を指し、その柔らかな地肌に描かれた繊細かつ鮮やかな色絵は、まるで余白に生命を吹き込むかのような美しさを湛えています。本品も、柿右衛門様式特有の優美な色彩と構図が見事に調和しており、茶室に静かな品格を添える逸品です。
酒井田柿右衛門家は、江戸時代初期に日本で初めて赤絵の技法を確立したと伝えられ、その華麗な磁器は「Kakiemon」として遠くヨーロッパの貴族たちをも魅了し、マイセンなどの名窯にも多大な影響を与えました。
古美術永澤では、このような人間国宝など著名な作家による茶道具を大切に次代へ繋ぐため、経験豊富な査定士が丁寧に向き合っております。お手元の大切なコレクションの整理をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。
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