
森陶岳(もり とうがく)備前焼 芋徳利
現代備前焼の巨匠、森陶岳(もり とうがく、1937年-)による芋徳利をお譲りいただきました。
同氏は江戸時代から続く「備前焼窯元六姓」の流れをくむ作家です。伝統を継承しながらも独自の壮大な世界観を切り拓き、岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されています。
今回の芋徳利は、備前特有の土の滋味深さが存分に引き出されており、力強い造形の中にも洗練された品格が漂います。釉薬を一切使わずに高温で焼き締める備前焼ならではの「火」と「土」の芸術が、この小ぶりな器の中に凝縮されているようです。
備前焼の歴史は平安時代末期にまで遡り、日本六古窯の一つとして八百年以上の伝統を誇ります。その長い歴史の中で、森陶岳は特に古備前の再興に情熱を注ぎ、全長50メートルを超える巨大な「寒風大窯(さむかぜおおがま)」を築いたことでも知られています。
古の陶工たちが挑んだ原始的な力強さを現代に蘇らせようとするその真摯な姿勢は、本作のような日常の器にも色濃く反映されています。
古美術永澤では、こうした作家の魂が込められた名品を次代へと繋ぐ架け橋となるべく、日々知識の研鑽に努めております。もしお手元に整理を検討されている備前焼や作家物のお品物がございましたら、ぜひ古美術永澤にご相談ください。
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