
田村耕一 灰釉茶碗
人間国宝・田村耕一(たむら こういち、1918-1987年)による、落ち着いた佇まいの灰釉茶碗をお譲りいただきました。
栃木県足利市に生まれた同氏は、東京美術学校(現・東京藝術大学)で陶芸を学び、伝統的な技法を基盤としながらも、独自の叙情的な意匠を確立した作家です。
今回拝見した作品は、田村作品の代名詞ともいえる鉄絵の華やかさとは一線を画す、灰釉の奥深い表情が魅力の作品です。器の表面を流れる釉薬の自然な景色や、土の温もりが同居する力強い造形には、日々の暮らしの中に美を見出す作家の真摯な眼差しが感じられます。
昭和を代表する陶芸家の一人である田村は、鉄絵の技術で重要無形文化財保持者に認定されましたが、その芸術性の根底には常に、実用と美の調和を重んじる「用の美」の精神が流れています。
古美術永澤では、田村耕一をはじめとする人間国宝の作品から、時代を彩った名工の逸品まで、幅広く取り扱っております。ご自宅に眠っている大切なお品物の整理をお考えでしたら、ぜひ古美術永澤へご相談ください。
関連買取実績
-
2026.02.06
-
2026.02.06
-
2026.02.06
-
2026.02.06








