
青磁水注(ケンディ)
独特なシルエットが目を引く「青磁水注(ケンディ)」をお譲りいただきました。
本品は、細く立ち上がった頸部と、肩の部分に備わった丸みを帯びた注ぎ口が特徴的です。全体を包む青磁釉は、柔らかな光沢を湛えており、胴部に施された繊細な彫り文様が、器面に豊かな表情を与えています。
手に取ると、実用性を重んじながらも計算された造形のバランスが心地よく、当時の職人の確かな手仕事が伝わってきます。
「ケンディ」という名称は、サンスクリット語で水を注ぐ瓶を意味する「クンディカ」に由来し、日本では「軍持(ぐんじ)」とも呼ばれてきました。
もともとは東南アジアで、注ぎ口に直接口を触れずに水を飲むための衛生的かつ機能的な飲水器として普及したものです。大航海時代を経て東西貿易が盛んになると、その異国情緒あふれる特異なフォルムは観賞用としても愛され、中国や日本の窯でも輸出用として数多く焼成されました。
古美術永澤では、こうした東西の文化交流を象徴する古美術品の価値を大切に見守っております。長年大切にされてきたコレクションや、ご自宅に伝わる古い器の価値をお知りになりたい際は、ぜひ古美術永澤の無料査定をご利用ください。
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