
沖縄を代表する人間国宝の陶芸家・金城次郎による「海老魚紋つる首壷」をお譲りいただきました。
力強くのびやかな筆致で魚と海老が描かれ、壷全体に生命の躍動が感じられる作品です。白化粧に鉄絵を施し、沖縄壺屋焼特有の温かみのある土味と海の気配が見事に調和しています。
金城次郎は1912年、那覇に生まれ、戦後の壺屋焼を再興させた中心的存在です。素朴でありながら生命感あふれる線描を特徴とし、1985年に沖縄初の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。
本作のような魚文・海老文は金城作品の象徴的モチーフであり、郷土の自然と人々の暮らしを映した民藝陶として高く評価されています。
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