
明代の徳化窯魚藍観音菩薩像です。
徳化窯(とっかよう)は、中国福建省永春州徳化の磁器のことで、明・清代に盛んになりました。
日本ではいわゆる白高麗(はくごうらい)といわれる白磁で、透明度と玉のような光沢、繊細な造形に特徴があります。
欧州人からは「白磁の白は、ガチョウの白」と称され、艶と暖かさのある器肌は、世界の陶磁器に大きな影響を与え珍重されました。
明代のものが優良とされ、観音・羅漢・達磨などの仏像や人物像が有名で、茶器なども作られました。
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