
指甲套(しこうとう)コレクション
清朝貴族の優雅な装身具である指甲套(しこうとう)コレクションをお譲りいただきました。
指甲套とは中国清朝時代(1644年 – 1912年)の貴族女性が愛用した装身具で、現代でも芸術的価値と歴史的意義を持つ骨董品として注目されています。
指甲套は、清朝の貴族女性が着用した爪カバーです。これは単なる装飾品ではなく、長く美しく伸ばした爪を保護し、同時に身分の高さを示すステータスシンボルでもありました。当時の宮廷の女性たちにとって、指甲套は必須のアクセサリーとして重宝されていました。
コレクションを見ると、それぞれ異なる装飾や技法が施されており、素材と技法の多様性が見られます。銀や真鍮などの素材に、七宝焼きによる色彩豊かな装飾や彫金による繊細な意匠が施されています。注目すべきは、ターコイズブルーやコバルトブルーの鮮やかな色彩です。
各指甲套には中国伝統の縁起の良いモチーフの文様があしらわれており、着用者の幸福と繁栄を願う意味が込められています。
指甲套の骨董的価値は、その希少性と工芸技術の高さにあります。現存する作品は極めて貴重です。特に宮廷工房で制作された高品質の作品は、国際的なオークションでも高値で取引されています。
指甲套は中国古美術の中でも繊細で美しい工芸品のひとつです。今回のようなコレクションは市場でも稀少で、清朝女性の美意識と当時の工芸技術の粋を一堂に見ることができる貴重な品です。
古美術永澤では、このような歴史的価値の高い中国骨董品を適正な価格で評価し、買取しております。清朝工芸品をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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