
青花磁器 壺
青花磁器の壺をお譲りいただきました。青花磁器は中国陶磁器の代表格として、その美しさと歴史的価値から多くのコレクターに注目されています。
今回お譲りいただいた品は、四角の胴部に細長い首を持つ独特の形状が特徴的な壺です。全体に施された青花装飾は豪華で、白磁の地に鮮やかな青色で様々な文様が描かれています。胴部には宝相華文様が、首部分には蓮弁文様が整然と並ぶなど、伝統的な中国磁器の装飾が随所に見られます。
注目すべきは、胴部左右に配された角型の装飾的な突起部分で、格調高い印象を与えています。この部分にも精緻な幾何学文様が施されており、職人の高い技術力をうかがわせています。
青花磁器の製作技術は元朝時代に確立され、明朝を経て清朝に至るまで連綿と受け継がれてきました。景徳鎮は「磁都」と呼ばれる中国最大の陶磁器生産地で、青花磁器の名品を数多く世に送り出してきました。
買取査定においては、まず全体的なコンディションを入念にチェックいたしました。欠けやひび割れがないか、口部分の欠け以外は保存状態は良好でした。次に、青花の発色具合や文様の精緻さ、造形の美しさなどを総合的に評価。さらに、底部の款識や制作時代の特徴を詳しく調査した上で、適正に査定いたしました。
青花磁器は近年、中国国内での需要増加により相場が上昇傾向にあります。特に清朝期の優品については、オークション市場でも高値で取引されることが多くなっています。
古美術永澤では、このような中国陶磁器をはじめとする中国美術の買取を積極的に行っております。専門知識を持つ査定士が丁寧に査定し、適正価格での買取をお約束いたします。ご自宅に眠っている古い陶磁器や美術品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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