
明代 青花壺
この度、明代(14-17世紀)の青花壺をお譲りいただきました。白磁地にコバルトブルーで描かれた人物画が印象的な作品です。
本作品は明代青花磁器の典型的な特徴を備えており、胴部中央には人物が描かれており、胴部下段には草花モチーフの帯が描かれています。筆致は比較的自由で、のびのびとした印象です。
明代の青花磁器は景徳鎮窯を中心に製作されましたが、このような作品は現在では希少品となっています。
今回の査定では以下の点を重視いたしました。
・技法的評価:青花の発色、筆致の確かさ、造形の完成度
・時代考証:胎土の質感、釉薬の特徴、文様の様式的特徴
・保存状態:欠損の有無、修復歴、全体的なコンディション
・希少性:同類作品の市場流通量
明代青花磁器は中国陶磁史上の黄金期を代表する作品群であり、その芸術的価値は時代を超えて評価され続けています。本作品のような人物画の壺は、単なる工芸品を超えた文化財としての側面も持ち合わせており、適正な評価をもって買取させていただきました。
古美術永澤では中国古陶磁をはじめとする中国美術品の買取を行っております。お手元の中国美術品の買取をお考えでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。経験豊富な査定士が、一点一点丁寧に拝見いたします。
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