
玉蝉(ぎょくせん)
この度、かけがえのない逸品をお客様よりお譲りいただきました。中国古美術品の玉蝉(ぎょくせん)です。玉蝉とは、蝉の形をした玉製の装飾品です。
蝉は古くから中国において、その生命のサイクルから「再生」「復活」「不老不死」の象徴として尊ばれてきました。地中で長い時を過ごし、やがて地上に現れて羽化する様は、まさに死と再生を繰り返す生命の神秘を物語っています。
玉蝉は、主に故人の口中に含ませる含玉(がんぎょく)として用いられました。これは、蝉の持つ再生の力にあやかり、故人が来世で再び生を受けることを願う、古代中国の人々の切なる祈りの形です。この小さな玉蝉一つにも、当時の人々の文化、信仰、そして死生観が凝縮されています。
近年、中国古美術品の市場価値は世界的に高まっています。
私どもは、お客様が大切にされてきた古美術品が持つ真の価値を見極め、適正な評価に努めております。
今回のような貴重な中国古美術品はもちろんのこと、ジャンルを問わず、眠っているお品物がございましたら、ぜひ一度、私ども古美術永澤にご相談ください。専門の査定士が、お客様のお品物一つ一つに真摯に向き合い、その価値を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。
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