
寿山石の印材
今回、寿山石(じゅざんせき)の印材を買取させていただきました。
この印材の頂部分には、中国の伝統的な獣鈕(じゅうちゅう)が彫刻されています。堂々とした唐獅子が宝珠を掴む姿を表した獣鈕は、卓越した技術を持つ彫刻家によるものと見られます。特に細部にまで神経が行き届いた表情には迫力があります。
また、印材本体の石目は、黄色と赤色が複雑に混じり合い、まるで夕焼け空のような幻想的な景色を描き出しています。これは自然が生み出した芸術であり、同じ模様のものは二つとありません。
寿山石は中国福建省の寿山郷で採掘される天然石で、その歴史は宋時代にまで遡ります。古くから皇帝や文人墨客に愛され、特に明清時代には印材としてその価値を確立しました。
このような由緒ある寿山石の印材は、単なる石ではなく、そこに込められた人々の想いや歴史を物語るものです。
お品物一つひとつに丁寧に向き合い、その価値を最大限に評価させていただくのが、私ども古美術永澤の使命です。買取を検討されている骨董品や美術品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。お客様の大切なお品物を、次世代へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。
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