
磁器粉彩(ふんさい) 鼻煙壷(びえんこ)
中国磁器の粉彩(ふんさい)絵付け鼻煙壷(びえんこ)を買取させていただきました。
白磁の優美なフォルムに、繊細で鮮やかな粉彩による絵付けが施されています。左側の面には、蓮と羽根を広げた一羽の小鳥が描かれ、清らかな夏の情景が表現されています。対して右側の面には、優美に咲き誇る菊とその枝で休む小鳥が描かれており、こちらは秋の風情を感じさせます。
粉彩は、清朝の康熙(こうき)帝の時代に確立し、その後の雍正(ようせい)・乾隆(けんりゅう)帝の時代に最盛期を迎えた絵付け技法です。ガラス質の絵具を使い、窯で焼き上げることで、艶やかで立体感のある仕上がりになるのが特徴です。
鼻煙壷は、嗅ぎタバコ(鼻煙)を入れるための容器として、清朝時代に大流行しました。当時は、権威や富を示すステータスシンボルでもあり、玉(ぎょく)やガラス、象牙など様々な素材で制作されましたが、特に景徳鎮(けいとくちん)窯で焼かれた磁器製のものは、絵付けの美しさから高い評価を得ています。
古美術永澤では、今回のような鼻煙壷をはじめ、掛け軸、陶磁器、漆器、玉器など、幅広い中国骨董品の査定・買取を承ります。買取をお考えの際は、お気軽にご相談ください。
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