
中国青銅器 龍耳青銅壺
胴部に緻密な饕餮文が施された、龍耳青銅壺をお譲りいただきました。存在感のある、大変重厚な中国青銅器です。
この壺は、開いた口縁部に張り出した胴部、どっしりとした安定感のある台脚部を備え、古代中国青銅器である尊に似た特徴を持っております。
尊とは古代中国において祭祀や儀礼で用いられた酒器の一種であり、身分や権威を象徴する礼器としての性格も持っていました。
壺全体を7段の文様帯に分け、口縁部から台脚部にかけて3ヵ所に細かく雷文を施し、台脚部上半には迫力のある饕餮文が表現されております。また、胴部下半にも複数の饕餮文を組み合わせたような緻密な文様が鋳出されております。
饕餮文とは、獣面文とも呼ばれ、怪獣を正面から見た姿を文様としたもので、魔除けの意味を持つ呪術的な図文であり、古代中国青銅器の主要な装飾文様です。
把手(耳)は龍と思われる瑞獣が二股に分かれた尾を器面に巻き付けるような、立体的で力強く趣のある意匠となっており、高度な鋳造技術をうかがわせます。
古美術永澤では、このような中国美術品をはじめ、古美術・骨董品の査定・買取を承っております。ご自宅に眠っている美術品などはございませんか。買取をお考えの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
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