
明代の何朝宗(かちょうそう)款徳化窯(とくかよう)の達摩(だるま)立像
中国明代、徳化窯で活躍した陶磁器彫刻家、何朝宗の白磁の達磨像をお譲り頂きました。聖僧の威厳と風格を精巧な技術で見事に表現した作品です。
何朝宗は明時代の中国、福建省徳化窯(とっかよう)の陶磁器彫刻家です。何朝宗は幼い頃から伝統的な仏像技術である泥彫刻、木彫、石彫の各種技法を学び、磁器を専門として独自の「何派」と呼ばれる芸術を作り出しました。これまでの宗教彫刻は大型で複数の職人が集まって作られるものでしたが、何朝宗の作品は構想から製作までの全過程が独立して完成されており、個人の作家性を確立したものとなっています。その古仏神仙の人物の心まで表現する神韻に富んだ造形は、伝統的な彫刻技術を芸術の域に高め、中国の宗教彫刻芸術の第一人者として評価されています。作品の多くは「何朝宗印」の瓢箪型または四角形の型識があり、故宮博物院、大英博物館などに磁器の彫刻が収蔵されています。
何朝宗の作品は観音、達磨などの宗教的な題材を主とし、白磁に「捏、塑、雕、刻、刮、削、接、貼」の八字技法をもって創作されました。
この作品は深い瞳で海を見つめる渡海達摩の姿が「伝神写意」の極意を持って形作られています。すべての雑念を断ち仏理を悟ることを求める、達磨の抱負と決意の表情が生き生きと表現されており、「風に吹かれ、水をかけて海を渡る」という機敏な姿勢が再現されています。美しく艶やかな白磁が堂々とした威厳を放っており、優れた技術と芸術性を感じさせる作品です。
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