
柔らかな白色の肌色が美しい「白玉瑞獣彫遊環耳香炉」をお譲りいただきました。香炉には、雲紋彫唐木香炉台が添えられております。
中国では古来より軟玉・硬玉などの美しい石を「玉(ぎょく)」と呼び珍重してきました。玉は人徳や権威を象徴するとともに、邪気を払い幸運をもたらすものと考えられ、装飾品のみならず祭器や副葬品などにも用いられてきました。
軟玉(ネフライト)の中でも白いものを白玉といい、最高品質のものは「羊脂玉」と呼ばれ、中国では古くから硬玉よりも高く評価されてきました。
本作品には白玉が用いられており、しっとりと滑らかで光沢のある肌合いは、やや青みを帯び、柔らかく静かな気品を漂わせております。
香炉の蓋には「太獅少獅(親子獅子)」の意匠が立体的に彫刻されております。太獅少獅は一族の繁栄や立身出世を象徴する吉祥図案です。また、香炉胴部の獣面形の耳からは遊環が下がっており、これは一つの原石から継ぎ目なく彫り出したもので、職人の卓越した技術を要します。
さらに、唐木の香炉台には、雲紋の彫刻が施され、白玉の香炉をいっそう引き立てております。
清らかで透き通るような美しい白玉に、獅子などの瑞獣文様や獣足が力強く、清代の宮廷様式を受け継ぐ傑作といえるでしょう。
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