
中国の清朝時代の正装「吉服袍」の一種「龍袍(りゅうほう)」といわれる龍の文様の袍衣(パオ)をお譲りいただきました。
本来、正式な龍袍であれば1着に8体、ないしは9体配置されるのが正規な皇帝龍袍ではありますが、本品の龍袍の龍は腹部・背面・両肩と見える部分で4体だけと龍が少ないデザインとなっています。
正規の皇帝龍袍ほぼ例外なく龍が減ることがない制度ですが、皇帝以外(皇后・皇太后・皇子・親王)が身に着ける場合や、吉服(祝儀用)・常服(準礼装)の場合は龍が減る場合があります。
本品も下半分が蜀江文様(しょっこうもんよう)という幾何学模様で装飾されているため、正式な龍袍ではないことがうかがわれますが、それを差し引いても見劣りすることがない赤地に金糸で緻密に刺繍された文様が格式高く豪華絢爛な印象を与える一着です。
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