
翡翠印章
深みのある碧緑が印象的な翡翠の一角神獣印材をお譲りいただきました。
持ち手部である鈕(ちゅう)には、額に一本の角を戴く伝説上の瑞獣が彫られています。中国において一角の神獣は、災厄を払い幸運を運ぶ者として古くから尊ばれてきました。
力強く地面を踏みしめる四肢の造形や、どこか理知的な眼差しからは、持ち主を護り、邪気を退けるという守護獣としての風格が漂います。翡翠特有のしっとりとした質感と、職人の手による丁寧な彫刻が見事に調和した、工芸的価値の高い逸品です。
特に硬度の高い翡翠をこれほどまでに滑らかな曲線で仕上げるには、熟練の技術と膨大な時間を要します。
こうした瑞獣を象った印材は、明・清代以降、文人の書斎を飾る物として愛蔵され、その高潔な精神性を象徴するものとして大切に受け継がれてきました。
古美術永澤では、こうした中国古美術が持つ背景を重んじ、知識豊富な査定士が一つひとつの魅力を紐解いてまいります。受け継いだコレクションや、価値の判断が難しい古い中国美術品がございましたら、ぜひ私どもにお任せください。
P
関連買取実績
-
中国の伝統的な漆工芸技法である彫漆を用いた「堆黒倶輪文盒子」をお譲りいただきました。器全体に倶輪文を巡らせた、総倶輪文による構成を特徴とする作品です。 倶輪とは、輪がともに連なり巡り続けるさまを...
2026.02.09
-
透き通るような緑釉が瑞々しい「豆彩龍画丸壺」をお譲りいただきました。 白磁に映える緑彩のコントラストが美しい、清雅な趣を備えた一品です。 端正な口縁部と、丸みを帯びてふくよかに張った胴部の造形...
2026.02.09
-
堂々と咲き誇る大輪の牡丹が見事な「彫漆 牡丹図丸盆」をお譲りいただきました。器面から溢れんばかりの迫力で表現された、艶やかで格調高い漆芸品です。 彫漆とは、木などの素地の上に漆を幾度も塗り重ねて...
2026.02.09
-
2026.02.05








