
大明成化年製 鉢
「大明成化年製」の銘を持つ、大変美しい鉢をお譲りいただきました。
成化年間の磁器は、明代陶磁における黄金期と称され、その特徴は「斗彩(とさい)」と呼ばれる絵付け技法にあります。本作もその伝統を汲んでおり、淡い藍色の下絵付けに、上絵の鮮やかな色彩が絶妙な調和を見せています。
中央の円窓には、中国の故事を想起させる人物像と、長寿の象徴である鹿が緻密に描かれており、当時の洗練された美意識が息づいています。器の外面を埋め尽くすように配された寿字文様や、底面に記された二重円枠内の「大明成化年製」の六字銘が、格式の高さを物語ります。
歴史的背景を紐解くと、成化帝の時代は、宣徳期の力強さとは対照的に、繊細で優美な「成化様式」が確立された時期です。特に斗彩は、宮廷用として極めて希少性の高い作品が多く制作されました。
古美術永澤では、こうした中国古美術の深い歴史と価値を重んじております。専門の知識を持つ査定士が、お手元にある貴重な中国陶磁器や古美術品の整理をお考えの際は、ぜひ私どもへご相談ください。
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