
堂々と咲き誇る大輪の牡丹が見事な「彫漆 牡丹図丸盆」をお譲りいただきました。器面から溢れんばかりの迫力で表現された、艶やかで格調高い漆芸品です。
彫漆とは、木などの素地の上に漆を幾度も塗り重ねて厚みのある漆層を作り、その層を彫刻して文様を表す、中国伝統の漆芸技法です。
宋代以降に大きく発展し、日本へは鎌倉時代に禅僧を通じて伝来しました。
中国では、朱漆を用いたものを剔紅、黒漆を用いたものを剔黒と呼び、日本ではそれぞれ堆朱・堆黒と称します。その他にも、色彩や文様構成の違いにより多様な表現技法が見られます。
本作は、器面全体に富貴や繁栄の象徴である牡丹の花が彫漆技法により美しく表現されています。
花弁は浮かび上がるように立体的に表され、花芯や花脈・葉脈は緻密な彫刻が施されています。裏面には倶輪文様が深く彫り込まれ、作品全体に格調ある表情をもたらしています。
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