
銘帯鏡(めいたいきょう)
長い年月を経てなお荘厳な輝きを放つ、前漢時代(紀元前2世紀~紀元後1世紀頃)のものと見られる「銘帯鏡(めいたいきょう)」をお譲りいただきました。
この鏡の背面には、中央の円座を囲むように、当時の吉祥句や宇宙の理を刻んだ「銘文帯」が同心円状に配置されています。
青銅の肌には、千数百年の歳月を感じさせる深みのある緑青が美しく重なり、当時の高度な鋳造技術と美意識を現代に伝えています。特に銘文のひと文字ひと文字が、摩耗を免れ鮮明に残っている点は、この時代の銅鏡としては希少です。
中国の古代社会において、銅鏡は単なる身だしなみを整える道具ではなく、天の光を反射し邪気を払う魔除けとしての信仰の対象、あるいは権威を示す宝物として重用されました。
こうした漢代の鏡は、のちに日本列島へも渡来し、邪馬台国の時代をはじめとする日本の国家形成期における重要な儀礼用具として、歴史の表舞台に登場することとなります。
古美術永澤では、このような中国古鏡から、日本古来の和鏡、近代の美術工芸品まで、幅広く取り扱っております。ご自宅やご実家の整理、コレクションの譲渡をご検討の際は、ぜひ古美術永澤にご相談ください。
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