
中国の清時代の堆朱香合
中国の清時代の堆朱(剔紅)の香合をお譲り頂きました。中国発祥の堆朱は、朱色の漆を厚く塗り重ねて彫刻するという、漆工芸の技法が用いられています。独特の渦巻き文様は屈輪文(ぐりもん)と呼ばれ、わらびの芽が丸まったような、あるいは雲がたなびくような連続した模様が特徴です。
漆を塗っては乾かし、また塗るという作業を何百回と繰り返すことにより生まれた、厚みと陰影のコントラストは職人が費やした膨大な時間と精神力の象徴です。どの角度から見ても美しく、力強くも洗練されたリズム感が魅力です。身に着けた時に全体の装いを引き締める主役級の存在感があります。
こうしたつややかで鮮やかな赤の堆朱作品は人気が高く、その人気は中国国内にとどまらず、海外にも熱狂的な収集家が多く存在します。ご自宅に眠っている中国骨董品や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。
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