
「嘉泰通宝(かたいつうほう)」・「嘉熙通宝(かきつうほう)」をお譲りいただきました。
いずれも一般的な南宋銭として日本でも流通していた渡来銭です。
嘉泰通宝は、南宋の第4代皇帝・寧宗の治下、嘉泰元年(1201年)に発行が開始された銅銭です。背面に特定の模様(「背春」「背星月」など)や漢字(「背元」など)が刻印されているなど、複数のバリエーションがあります。
嘉熙通宝は、寧宗の後継である第5代皇帝・理宗の治下、嘉熙元年(1237年)に発行が開始されました。
小平・折二・折五・折十といった額面があり、当三鉄銭である「嘉熙重宝」も別途鋳造されました。背面には年号や宝泉局(官営の鋳造局)を示す記号が刻印されている場合があります。嘉熙年間、南宋はモンゴル軍の軍事的圧力に直面していました。四川地域では戦乱の頻発により鉄銭の鋳造量が大幅に増加し、折五銭、折十銭などの虚値大銭(大きな額面に対して素材価値が著しく低い貨幣のこと)も出現しました。
古銭は当時の社会状況を今に伝える貴重な歴史的資料です。ご自宅に眠る古銭やコインの価値が気になっておられましたら、どうぞお気軽に私たちにお声がけください。
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