
大正期の記念切手
大正期の貴重な記念切手コレクションをお譲りいただきました。日本の切手史において重要な位置を占める3つの記念切手シリーズが、良好な保存状態で揃っており、コレクターの方には大変人気の品です。
・大正大礼記念切手(1915年)
まず注目すべきは、大正天皇の即位を記念して発行された大正大礼記念切手です。今回お買取りした品は、1銭5厘から10銭まの4種類が揃っています。赤色を基調とした1銭5厘切手と、茶色の3銭切手は色合いも鮮やかで、保存状態の良さが際立っています。
・世界大戦平和記念切手(1919年)
第一次世界大戦の終結を記念して発行されたこのシリーズも、歴史的価値の高い切手として知られています。平和の象徴である鳩をモチーフにしたデザインが印象的で、戦争の終結への願いが込められています。
特に3銭と10銭の切手に描かれた白い鳩と月桂樹のデザインは、当時の平和への希求を表現した秀逸な作品です。今回の買取品は目立った汚れや破れもなく、収集家にとって魅力的な状態を保っています。
・裕仁立太子礼記念切手(1916年)
後の昭和天皇である裕仁親王の立太子礼を記念したこの切手も、皇室関連切手として高い人気を誇ります。菊の御紋章を中心とした格調高いデザインが特徴で、1銭5厘、3銭、そして希少な10銭切手まで揃っています。
今回の買取りは、以下の点を重視して査定いたしました。
保存状態が良好であること、特に目打ちの欠けや色褪せが最小限であることが評価につながりました。また、3つの記念切手シリーズがまとまって保管されていたことも、コレクションとしての価値を高める要素となっています。
大正期の記念切手は、日本の近代切手史において重要な位置を占める貴重な資料です。古美術永澤では、このような歴史的価値のある切手コレクションを適正価格で買取しております。ご自宅に眠っている切手コレクションがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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