
大正期の記念切手コレクション
大正期の貴重な記念切手コレクションをお譲りいただきました。今回は、1921年(大正10年)に発行された「郵便創始50年記念切手」と「皇太子(裕仁)帰朝記念切手」、そして1924年(大正13年)の「新高額切手」のセットです。
・郵便創始50年記念切手
1921年4月20日に発行された郵便創始50年記念切手は、日本の近代郵便制度開始から半世紀を記念した歴史的な切手です。今回お買取りした4種セットには、特徴的な「〒」マークが中央に配置されたデザインの1銭5厘と4銭切手、そして美しい建物が描かれた3銭と10銭切手が含まれていました。
これらの切手は発行から100年以上が経過しており、状態の良いものは高い収集価値を持ちます。特に未使用品や美品については、コレクターの間で根強い人気があります。
・皇太子帰朝記念切手
同年9月3日に発行された皇太子帰朝記念切手は、後の昭和天皇となる裕仁皇太子のヨーロッパ歴訪からの帰国を記念した切手です。今回のコレクションには、軍艦の図案が美しく描かれた1銭5厘、3銭、4銭、10銭の4種が揃っていました。
この切手の特徴は、菊の御紋と軍艦が組み合わされたデザインの格調高さにあります。戦前の皇室関連切手として、歴史的価値も非常に高く評価されています。
・新高額切手
1924年12月1日発行の新高額切手も注目すべきアイテムでした。大正天皇の肖像が描かれたこれらの切手は、当時の高額面として実用性と美術性を兼ね備えた名品です。
今回の査定では、以下の点を重視させていただきました。
・保存状態の良さ:目立った汚れや破れがなく、糊の状態も良好でした。これは査定額に大きく影響する要素です。
・完全セットの価値:大正期の各記念切手がセットで揃っていることで、単品よりも高い評価となりました。
・歴史的意義:大正から昭和初期という激動の時代を物語る貴重な資料として、コレクション価値を認めさせていただきました。
戦前の記念切手は、単なる郵便用品を超えて、時代の記録として重要な文化資料です。古美術永澤では、こうした歴史的価値のある切手について、専門知識を持った査定士が適正な査定を行っております。
ご家庭に眠っている古い切手コレクションがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。思わぬ価値が眠っているかもしれません。
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