
古銭 元豊通宝
「元豊通宝(げんぽうつうほう)」をお譲りいただきました。
元豊通宝は、北宋の第6代皇帝神宗の治世である元豊年間(1078年~1085年)に中国で発行された北宋銭です。渡来銭として日本にも持ち込まれ、平安時代末期から江戸時代初期にかけて通貨として流通しました。皇宋通宝と並んで鋳造量が最も多かった宋銭です。真書や篆書といった書体のバリエーションもあります。
また、中国本土の銭貨が不足した際、日本国内で貿易専用の銅銭が新たに鋳造されました。「長崎貿易銭」と呼ばれる7種類の貨幣で、そのうちの一つとして、元豊通宝の銘を持つ銭貨も作られました。これは宋銭を型として利用したわけではなく、新たに型を製作して鋳造されたため、宋銭の元豊通宝とは区別されます。貿易用と言う名目で鋳造されましたが、国内でもかなり使用されたと考えられています。
元豊通宝には複数のバリエーションがあるため、種類や状態によって市場価値が異なります。わずかな違いで評価額が大きく変わる場合がありますので、売却をご検討の際は専門知識豊富な買取業者を選ぶことが大切です。お手持ちの古銭の価値が気になりましたら、ぜひ一度、私たち古美術永澤にご相談ください。
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