
古銭 永暦通宝
「永暦通宝(えいれきつうほう)」をお譲りいただきました。
永暦通宝は、南明王朝最後の皇帝である永暦帝の治下、1647年~1662年に発行された中国の銭貨です。渡来銭として日本にも持ち込まれ、主に貿易のために流通しましたが、国産の貨幣である寛永通宝が全国的に普及するとともにその役割を終えました。
名前の響きの似た永楽通宝とはしばしば比較されます。永楽通宝は明の永楽帝(1402年~1424年)時代の貨幣で、日本に大量に輸入された代表的な渡来銭です。永暦通宝は永楽通宝よりも後の時代に発行された、よりマイナーな渡来銭として区別されます。
「背工」「壹分」といった背面に刻印された文字、素材、額面(折二銭など)、書体、などたくさんの種類がある穴銭です。中でも「八分体(はっぷんたい)」という書体は、「八分隷」とも呼ばれる隷書体の一種で、払いの線が八の字のように跳ね上がる独特の様式です。主に朝鮮半島で発行された銅銭に見られる銘柄・様式ですが、永暦通宝を始めとする一部の中国銭にも用いられています。
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