
「正隆元宝(せいりゅうげんぽう)」をお譲りいただきました。
正隆元宝は、金朝の第4代皇帝である海陵王・完顔亮の治下、正隆3年(1158年)に発行が開始された中国の貨幣です。日本における渡来銭としても多く流通した金朝銭でした。
金太祖が1115年に建国して以来、経済がまだ発展していなかった金朝では、40年以上にわたり遼宋時代の旧銭を使用していました。海陵王が金帝に即位してようやく、貞元2年(1154年)以降は紙幣である「交鈔」を発行、そして金朝が初めて鋳造した金属貨幣として正隆元宝が登場します。金代貨幣経済が自主的な発展の道を歩み始めたことを示した象徴的な貨幣でした。
金朝の貨幣は全て漢字で銘文が刻まれ、鋳造技術は高く、北宋大観平銭を模倣した正隆元宝もまた精巧で端正な造りで知られています。素材は青銅・鉄・錫・銀の四種類、一般的な小平銭の他に私鋳の折二銭があります。背面は無文が一般的ですが、背星月紋版などの特殊版も存在します。「五筆正隆」あるいは「爪正隆」と呼ばれる「正」の字の末筆が突き出ている書体のものは、希少価値が高い傾向があります。
古銭は当時の歴史や文化を今に伝える貴重な遺物です。査定をご希望の際はお気軽にお声がけください。
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