
「順治通宝(じゅんちつうほう)」をお譲りいただきました。
順治通宝は、清朝の第3代皇帝である順治帝の時代、順治元年(1644年)に鋳造発行が開始された中国の銭貨です。
初期の清朝銭には、銭銘に満洲文字と漢字の二種類が用いられていましたが、順治通宝発行以後、銭銘は漢字の一種類のみとなります。また1658年になると、背(裏面)に漢字と満洲文字併記で鋳造工場が表示されるようになります。当時の江戸幕府は建前上では清朝銭の輸入及び流通を禁止していましたが、長崎貿易などを通じて日本への流入は続き、他の中国銭とともに使われ続けました。
順治通宝は五帝銭の一つに数えられています。五帝銭とは、清朝が最も繁栄した五皇帝(順治・康熙・雍正・乾隆・嘉慶)の時代に作られた古銭です。古くから五帝銭には風水的な力があるとされ、現在でも縁起物や開運のお守りとして人気があります。
古銭は当時の社会状況や文化習俗を今に伝える貴重な歴史的遺物です。種類や保存状態によって価値が大きく変わりますので、売却をご検討の際は私たち古美術永澤にお声がけください。専門知識と経験豊富な査定士が丁寧に拝見し、適正な価格をご提示いたします。
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