
藩札 備中足守藩
江戸時代の中期、享保年間(1716年~1736年)に発行された大変希少な「藩札」の束をお譲りいただきました。
藩札とは、江戸時代に各藩が領内限定の通貨として独自に発行した紙幣のことであり、その歴史的価値の高さからコレクターの間でも根強い人気を誇ります。
表面には当時の精緻な木版印刷技術が凝縮されており、上部には神像が描かれ、中央には「壹文目」額面が力強い墨書きで記されています。下部には「郡中請」といった発行元を示す文字や、偽造防止のための複雑な地紋が見て取れます。
このような古紙幣は、経年による紙の劣化や虫食いが発生しやすく、今回のようにまとまった状態で現存しているケースは珍しいため、文化財保護の観点からも非常に意義深いお品物です。
古美術永澤では、こうした江戸時代の藩札をはじめ、古金銀や記念メダルといった古銭全般の取り扱いに注力しております。お手元に眠っている古い紙幣や歴史的な価値がありそうな古美術品がございましたら、ぜひ古美術永澤にご相談ください。
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