
中華民国34年(1945年)に中央銀行から発行された伍佰圓(500元)紙幣です。日中戦争から戦後にかけてのインフレーション期に使用されていた「法幣」と呼ばれる通貨の一種に数えられます。 表面中央には中華民国の国父とされる孫文の肖像が描かれ、上部に赤い通し番号が振られています。
中国の通貨は清代以来、銀を基本として各地の銀行がそれぞれ紙幣を発行していました。しかし1933年、それまでの銀の貨幣単位「両」を「元」に一本化(廃両改元)し、ついで1935年に幣制緊急令を制定、銀の流通を禁止して国がすべて買い上げ(国有化)、それを政府系銀行の発行する紙幣である「法幣」と交換、法幣のみを法定統一通貨とする管理通貨制度に切り替えられました。この1935年の通貨改革(幣制改革)は国民政府の蔣介石によって行われ、これにより中国国内の経済は安定し急速な成長を実現した半面、アメリカなど帝国主義諸国への従属と、財閥による独占を強める結果を招きました。
古貨幣は当時の貨幣制度や社会状況を反映した貴重な歴史的資料です。お手持ちの古貨幣やコインの価値が気になっておられましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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