
昭和17年(1942年)頃から発行された10セント券です。第二次世界大戦中に日本軍が占領地であるアジア・太平洋地域で発行していた「大東亜戦争軍票」の一種で、主に当時の英領マラヤ(現在のマレーシアやシンガポール)やボルネオ方面で使用されました。現地で流通していた通貨単位に合わせたため、表面には「THE JAPANESE GOVERNMENT」(日本政府)や「TEN CENTS」(10セント)の文字が英語で記載されています。
軍用手票(軍票)は、軍隊が戦争などで海外に派遣された際、現地での物資調達のために発行された代用貨幣です。今でいう「手形」と似た性質を持ち、戦争が終わると軍によって大半が回収、政府によって軍票所持者に対し債務支払いを行う必要がありますが、敗戦国の場合、支払能力がないため反故にされる場合もあります。大東亜戦争軍票の場合も連合国側が支払い義務を免除したため、後に国際問題になるほどの混乱を招きました。
大東亜戦争軍票は、アジア・太平洋地域各地で発行され、各占領地域で従来発行されていた通貨単位を踏襲したため、多くのシリーズがあり種類も多い貨幣です。正しい価値の見極めは、私たち古美術永澤にお任せください。
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