
翡翠の垂飾
翡翠の垂飾(すいしょく)をお譲りいただきました。
古来より人々を魅了し続けてきた宝石、翡翠。その中でも垂飾と呼ばれる装飾品は、美術品であるとともに祈りや信仰、権威の象徴として重要な役割を果たしてきました。翡翠の垂飾は、日本をはじめアジア各地の古代文化に深く根ざしており、その歴史的・文化的価値は高く評価されています。
翡翠は、艶やかで神秘的な緑色の輝きを放ち、靭性が高く割れにくいことから、古代人は特別な石として扱ってきました。特に日本では、縄文時代から弥生・古墳時代にかけて、翡翠の勾玉(まがたま)や管玉(くだたま)といった垂飾が盛んに作られ、副葬品としても用いられました。これらは身分や権力の象徴であると同時に、お守りとしての意味合いもあったと考えられています。
縄文時代には日本で翡翠文化があったとされています。1930年代、新潟県の糸魚川地方で翡翠の原石が再発見され、1955年には国の天然記念物に指定されました。また、中国や中南米の古代文明でも翡翠は神聖視され、王族や祭司が身に着ける特別な装飾品として珍重されました。中でも中国では、玉(ぎょく)」として尊ばれ、五つの美徳(仁・義・礼・智・勇)を高める石、として儒教的価値観とも結びつけられました。女性の装飾品としてはもちろん、男性にとっては権力や地位の象徴としての意味を持ちました。
こうした古代の翡翠垂飾は美術的・考古学的な価値から市場でも高い評価を受けています。ただし、真贋や状態などによって価値は大きく変動します。
遺品の中に翡翠の垂飾らしきものが見つかった場合、その価値を正しく評価するためにも、骨董の専門知識を持つ古美術永澤へぜひ一度ご相談ください。
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