
アンティーク ダイヤモンドリング
「祖母の遺品を整理していたら、見慣れない指輪が出てきて…」というお客様より、遺品整理で発見されたアンティークのダイヤモンドリングをお譲りいただきました。
しっかりとした赤い革張りのジュエリーケースに収められており、蓋の内側にはパリの宝石店の刻印がありました。
お客様ご自身は初めて目にされたそうですが、ご家族の中では長く受け継がれてきた品とのことでした。
拝見したところ、このリングは1920〜30年代のアールデコ様式のデザイン。中央に大きなオールドカットのダイヤモンドを据え、左右には繊細な透かし細工とミル打ちが施されています。シャープで幾何学的なラインと、手仕事の温かみを併せ持つそのデザインは、ヨーロッパ上流階級の美意識を反映しています。
このようなアンティークジュエリーは、素材だけでなく時代背景や工房、保存状態なども評価のポイントとなります。他店では貴金属の重さや石の大きさのみで査定されたとのことですが、古美術永澤では美術品としての価値を重視し、歴史的背景とともに丁寧に評価いたしました。
「祖母が大切にしていた品なので、ぞんざいには扱いたくなかった」とおっしゃるお客様。私たちもそのお気持ちを大切にし、品物の来歴や魅力を最大限に汲み取ることを心がけています。
遺品整理で見つかったアクセサリーや宝飾品の中には、こうした価値のあるものが眠っていることも少なくありません。「価値が分からないけれど気になる」「売却前にきちんと見てほしい」とお考えの方は、どうぞお気軽に古美術永澤までご相談ください。専門の査定士が心を込めて拝見いたします。
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