
翡翠リング
今回、買取させていただいたのは、白を基調に瑞々しいグリーンの差し色が入った、見事な翡翠のリングです。とろりとした独特の光沢と、肌に吸い付くような滑らかな質感が素晴らしい逸品です。
翡翠は古くから東洋で珍重されてきた宝石で、「玉(ぎょく)」として皇帝や貴族に愛されてきました。その歴史は古く、新石器時代にまでさかのぼります。特に中国では、不老不死の力を持つと信じられ、権力や富の象徴とされてきました。日本でも縄文時代から勾玉の材料として使われており、世界的に見ても、人々を魅了し続けてきた特別な存在です。
今回のリングは、白から淡い黄色、そして鮮やかなグリーンへとグラデーションする、大変美しい色合いをしています。この白と緑のバランスが絶妙で、翡翠の持つ清らかさと力強さの両方を表現しています。石全体に透明感があり、光に透かすと、内側から輝きを放っているように見えます。これは、高品質な翡翠に見られる特徴の一つです。
注目すべきは、グリーンの色味です。ただ濃いだけでなく、瑞々しさと深みがあり、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。このグリーンの入り方が自然で、まるで筆でさっと色を置いたかのような趣があります。また、リングの形状もシンプルながら、流れるようなラインが指を美しく見せてくれるデザインです。
古美術永澤では、専門の査定士が、石の色、透明度、クラックの有無、そしてデザイン性などを総合的に判断し、精一杯の査定額をご提示させていただきました。
ご自宅に眠っている骨董品や古美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。一点一点、丁寧に拝見し、その価値を最大限に評価させていただきます。
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