翡翠 装身具

翡翠の装身具

翡翠の装身具

先日、お客様より美しい翡翠製の装身具を買取させていただきました。翡翠特有の鮮やかな緑色が印象的なお品物で、上のカーブを描く装身具と、下の先端が膨らんだ細長い形状の2点です。両者とも翡翠の美しい質感を活かした仕上がりとなっており、古来から珍重されてきた翡翠の魅力が感じられる逸品です。

翡翠は硬玉と軟玉に分けられます。一般的に「翡翠」として価値を持つのは硬玉であり、日本や中国で珍重されてきました。翡翠の緑色は含有される鉄やクロムによって生まれるもので、鮮やかで均一な緑色を呈するものは高く評価されます。ただし、紫色を帯びたラベンダー翡翠や、古代から用いられた褐色系の翡翠なども、独自の価値を持つものとして評価対象となります。

今回のお品は、形状から見ると、上の湾曲した装身具は髪飾りや帯留めとして用いられた可能性があり、下の細長い品物は簪(かんざし)と考えられます。いずれも実用性と装飾性を兼ね備えた意匠であり、当時の職人の確かな技術を感じさせる仕上がりです。

翡翠は中国において古くから「玉」として神聖視され、不老不死や魔除けの力があると信じられてきました。日本においても縄文時代には新潟県糸魚川産の翡翠で勾玉などが作られており、その後も奈良時代を経て、中国文化の影響を受けつつ装飾品や祭祀具として珍重されました。江戸時代以降は装身具としての利用が広がり、明治から昭和初期にかけては西洋文化の影響を受けながら多様なデザインの翡翠工芸品が生み出されています。翡翠の装身具は、単なる装飾にとどまらず、持ち主の品格や教養を示すものとしての意味も持っていました。

翡翠工芸品の査定においては、まず翡翠そのものの品質が重視されます。色の美しさ、透明度、内包物の有無、表面の艶などが評価対象です。さらに、加工技術の精度や造形の美しさ、時代性を示す特徴の有無も重要なポイントとなります。また、保存状態も価値を左右します。

古美術永澤では、経験豊富な査定士がお客様の大切なお品物を一点一点丁寧に拝見いたします。翡翠を用いた工芸品や古美術品につきましても、適正な価格での買取を心がけております。翡翠の装身具をお持ちの方は、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。

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