
翡翠勾玉(まがたま)コレクション
大変貴重な翡翠の勾玉(まがたま)コレクションをお譲りいただきました。勾玉は、古代日本において装身具や祭祀に用いられたとされる、独特の曲線美を持つ装飾品です。
今回お預かりしたのは、大小合わせて四点の翡翠勾玉です。このうち、特に印象的なのは、青磁のような淡い緑色と、深い緑色が混ざり合った、大ぶりな二点です。その内部には長い歴史の中で育まれた、自然なグラデーションと独特の風合いが見て取れます。また、残りの二点は、鮮やかな緑色が目を引く、より緻密な質感を持つ作品で、現代においても身につけたくなるような洗練された美しさがあります。
勾玉の起源は非常に古く、縄文時代にまで遡り、魔除けや幸運を招く玉として、重要な役割を担っていました。
古代の人々が、鉱山から採掘した硬質な翡翠を、気の遠くなるような時間をかけて磨き上げ、この神秘的な造形を生み出したことに、深いロマンを感じます。
古美術永澤では、翡翠のほか古美術品の査定・買取を承っております。ご自宅に眠っている美術品がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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