
エミール・ガレのキャンディボウル
アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家・エミール・ガレのキャンディボウルをお譲りいただきました。
19世紀末から20世紀初頭にかけてフランスで花開いたアール・ヌーヴォー様式。その中心人物として知られるのが、フランスのガラス工芸家・エミール・ガレです。
ガレはガラス工芸や家具の分野で革新的な技術と芸術性を融合させ、今なお世界中のコレクターや愛好家に高く評価されています。
1846年、フランスのロレーヌ地方で生まれたガレは、退役後、父の経営する陶器・ガラス製造会社を引き継ぎ、職人でもあった父の技術を習得し、自らの芸術的探求を深めていきました。1878年よりパリ万博に3回出品し、2度のグランプリを受賞し、世界的に注目を集めることになりました。
ガレは、草花、昆虫などをモチーフにした美しい曲線と鮮やかな色彩が特徴のガラス作品を数多く制作し、ガラス工芸を芸術に高めた作家でした。
色の異なるガラスを重ねて成形する被せガラス技法やエッチングと呼ばれるガラスを腐食させて模様を描く技法など、独自の多彩な技法を駆使して繊細で美しい表現を生み出しています。
現在、エミール・ガレの作品は世界中の美術館に収蔵されているほか、アンティーク市場でも高い価値を保っています。特にサイン入りの花瓶やランプは人気が高く、状態や希少性によっては高額の査定がつくこともあります。真贋の見極めや保存状態が重要となるため、買取や売却をお考えの方は、アンティーク専門の査定士に相談することをお奨めします。
古美術永澤では、エミール・ガレをはじめとするアール・ヌーヴォー期のガラス工芸品の買取を強化しております。ご自宅に眠る美術品の価値を知りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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