
アンティークガラス花入
この度、お客様より、大変美しいガラス花入をお譲りいただきました。乳白色のボディに、口縁が愛らしいピンク色のフリルで彩られ、さらにそのフリルには繊細な金彩が施されています。まさに「エレガント」という言葉がぴったりの逸品です。
特筆すべきは、その素材と技法にあります。乳白ガラスは、光の当たり方によって微妙に色合いが変化する特性を持ち、その柔らかな光沢が作品全体に優雅な雰囲気を与えています。また、口縁のフリルは、熱いうちにガラスを波状に成形することで生まれる、熟練の職人技の結晶です。
このような技法が惜しみなく投入された作品は、当時のガラス工芸のレベルの高さを物語っています。現代の量産品とは異なり、一つ一つ職人の手によって丁寧に作られたアンティークガラス工芸品は、その製作過程や時代背景に思いを馳せることで、さらにその魅力が増すことでしょう。
今回のお客様は、ご実家を整理されていた際にこの花入を発見され、その美しさにご興味をお持ちになり、弊社のウェブサイトをご覧いただいてご相談くださいました。
古美術品やアンティークは、単なる古い品物ではありません。それは、過ぎ去った時代の文化や人々の暮らし、そしてそれを作り上げた職人の情熱が詰まった「物語」です。古美術永澤では、お客様の大切な品々に秘められた物語を丁寧に読み解き、その真の価値を見出すことを大切にしております。
ご自宅に眠る「もしや」と思うお品物がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。専門知識を持つ査定士が、一つ一つ丁寧に拝見し、適正な価格で買取させていただきます。
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