シルバースワン置物

大変美しいクリスタルとシルバーで作られた白鳥（スワン）の置物をお譲りいただきました。その優雅な姿は、まさに時代を超えた工芸品の魅力を放っています。

この置物の最大の特徴は、白鳥の上半身を象る精巧な銀細工と、船形になった胴体部分の重厚なクリスタルガラスの組み合わせです。

銀細工の部分には、羽毛のディテールや翼を広げた迫力ある様子が見事に表現されています。特に、銀の表面に施された彫金や立体感のある仕上げは、熟練の職人の技術を感じさせます。

白鳥は古来より優雅さや純粋さの象徴とされ、ヨーロッパでは装飾品や工芸品のモチーフとして愛されてきました。この作品も、おそらく19世紀後半から20世紀初頭にかけての、アール・ヌーヴォーやアール・デコの影響が色濃い時代に制作されたものと推測されます。

ご自宅に眠っている古い工芸品や銀器、クリスタル製品など、価値が分からないお品物がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。

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