
伊東深水の掛け軸
美人画の巨匠・伊東深水(いとう しんすい)の作品をお譲りいただきました。
美人画の分野では、師の鏑木清方、そして上村松園と並び、言わば美人画の三大巨頭のひとりとして挙げられます。
伊東深水は1898年(明治31年)に東京で生まれ、13歳の時に美人画家の鏑木清方に師事しました。16歳で再興院展への入選で頭角を現すなど早くから才能が認められました。師の清方の時代風俗的な美人画ではなく、現実の女性のしなやかな姿を巧みに表現した美人画で頭角を現しました。
浮世絵の流れを組む画家として、優れた描写による健康的ではつらつとした美人画で独自の美意識を築き上げ、その画風は今なお多くの人々を魅了し続けています。
深水の美人画は、女性の繊細な表情や仕草、着物の質感や柄に至るまで、細部にわたる精緻な描写が特徴です。描かれる女性は、髪のひと筋や指先まで、繊細な魅力が引き出されています。
美術市場でも高い評価を受けており、特に掛け軸や版画は、年代や状態、モチーフにより高価買取の対象となります。
古美術永澤では、日本画や美人画を専門とする査定士が在籍しており、伊東深水をはじめとした著名作家の作品も豊富な知識と実績をもとに丁寧に査定いたします。掛け軸や版画など、ご売却をお考えの際はぜひお気軽にご相談ください。
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