沈南蘋 掛け軸

沈南蘋の掛け軸

清朝初期から中期にかけて活躍した著名な花鳥画家・沈南蘋(しんなんぴん)による「群鹿図」の掛軸をお譲りいただきました。

沈南蘋は中国浙江省湖州の出身で、特に写実的な花鳥画で知られる画家です。享保16年(1731年)に日本へ渡来し、約2年間滞在して多くの作品を残しました。彼の精緻で色彩豊かな画風は当時の日本画壇に大きな影響を与え、円山応挙をはじめとする多くの日本人画家たちが沈南蘋の技法を学びました。

今回の作品は、古松の下で憩う2頭の鹿を描いた作品です。画面右上には堂々とした古松が配され、その根元には白い斑点が美しい二頭の鹿が描かれています。沈南蘋特有の精密な毛描きによって鹿の毛並みが丁寧に表現され、特に白い斑点の配置や陰影の付け方に卓越した技術が見て取れます。

松の幹や枝葉の描写も見事で、墨の濃淡を巧みに使い分けて立体感を表現しており、自然に対する深い洞察力を感じさせます。

保存状態も良好で、絹本に描かれた色彩も鮮やかさを保っています。画面左上には作者の款記と印章が確認でき、真作としての価値を裏付けています。

沈南蘋の作品は日本美術史上重要な位置を占めており、近年のオークション市場でも人気です。特に動物を主題とした作品は人気が高く、コレクターからの需要も安定しています。

古美術永澤では中国古典絵画から日本の近世絵画まで、幅広い分野の作品を適正に評価し、お客様にご満足いただける価格でお買取りしております。沈南蘋のような有名作家の作品をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。中国美術に通じたベテランの目利きが丁寧に査定させていただきます。

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