
今尾景年(いまおけいねん)の花鳥画
先日、今尾景年(いまおけいねん、1845〜1924)による素晴らしい作品をお譲りいただきました。
この作品は、紅葉したもみじの枝に一羽の小鳥が佇む、心和む一幅です。景年ならではの繊細な筆致で描かれたもみじの葉は、一枚一枚が丁寧に、そして鮮やかに彩色されており、見る者の心を惹きつけます。目を引くのは、その葉の表現力です。深まりゆく秋の色合いを見事に捉え、燃えるような赤から、落ち着いた朱色、淡い朱色に至るまで、絶妙な色彩感覚で表現されています。
そして、枝にちょこんと留まる小鳥の姿もまた、景年らしい写実性と愛らしさを兼ね備えています。羽毛の柔らかさや、今にも動き出しそうな生命感が宿っており、静けさの中にも息吹を感じさせます。
今尾景年は、明治から大正にかけて活躍した日本画家であり、特に花鳥画の分野でその名を馳せました。その卓越した描写力と品格ある画風は、多くの人々を魅了し続けています。
今回買取させていただいた作品は、景年作品の中でも人気の高い花鳥画であり、その保存状態も良好でした。描かれた当時の色彩や筆致がそのままの状態で保たれており、大切にされてきたことが伺えました。
古美術永澤では、今尾景年をはじめとする日本画、掛け軸の買取を強化しております。お客様が大切にされてきた掛け軸を、一点一点丁寧に拝見し、その価値を最大限に評価させていただきます。経験豊富な査定士が、市場の動向や作品の希少性、保存状態などを総合的に判断し、ご納得いただける査定額をご提示いたします。
ご自宅に眠っている作品や買取をご検討中の美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。査定は無料で、秘密厳守で対応させていただきますので、安心してお任せください。
関連買取実績
-
2025.06.26
-
2025.06.24
-
2025.06.23
-
2025.06.23