
梶原緋佐子作の美人画 掛け軸
今回、買取させていただいたのは、近代日本画の女流画家、梶原緋佐子(かじわら ひさこ、1896-1988)の掛け軸です。
梶原緋佐子は、明治から昭和にかけて活躍した画家で、特に舞妓や芸妓といった女性の美を情感豊かに描き出すことで知られています。 その繊細な筆致と、内面の情景までをも感じさせる表現力は、見る者を惹きつけます。
この掛け軸は、茶碗を前にした女性の横顔を描いた作品で、 落ち着いた色調の着物と、艶やかな黒髪に挿された花が、 女性の凛とした美しさを引き立てています。 特に注目すべきは、女性の表情です。 横顔でありながら、静謐な眼差しから、内面の深い世界が伝わってくるようです。
今回の査定では、以下の点がポイントになります。
まず、作品の状態です。 シミやシワ、破れがなく、保存状態が良いことは重要な要素となります。
次に、画題です。 梶原緋佐子は、美人画を多く手掛けていますが、 その中でも人気の高い画題や、代表的なモチーフの作品は、より高い評価となる傾向があります。また、作品のサイズや、落款、共箱の有無も査定に影響します。
私たちは、一点一点の美術品と真摯に向き合い、 その価値を正しく評価することを信条としております。 もし、ご自宅に眠っている美術品や掛け軸がございましたら、 ぜひ一度、当店の査定士にご相談ください。 お客様の大切なコレクションを、丁寧に査定させていただきます。 この度は、誠にありがとうございました。
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