
白倉嘉入 掛け軸
この度、買取させていただいたのは、白倉嘉入(しらくら かにゅう、1896-1974)の掛け軸です。白倉嘉入は、明治から昭和にかけて活躍した日本画家で、特に繊細な花鳥画を得意としました。
今回の作品は、菊、桔梗、そして鮮やかな水色で植物が描かれた、秋の情景を切り取った一点です。
画面いっぱいに広がる柔らかな色彩は、見る者の心を穏やかにしてくれます。特に目を引くのは、群青色で描かれた桔梗と、気品ある菊です。これらの花々は、緻密な筆致で描かれ、写実的ながらもどこか幻想的な雰囲気を醸し出しています。
嘉入の作品は、伝統的な日本画の技法を守りながらも、現代的な感覚を取り入れた独自のスタイルが特徴です。
嘉入は、新潟出身で、帝展や日本南画院展に出品し、その才能は高く評価されました。
私ども古美術永澤では、白倉嘉入をはじめとする近代日本画家の作品を買取しております。作品の価値を熟知した専門の査定士が、一点一点丁寧に拝見し、適正な価格をご提示いたします。買取をお考えの際は、ぜひ一度ご相談ください。
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