
堂本印象(どうもと いんしょう)による双幅(そうふく)対の掛け軸
この度、文化勲章受章者であり、京都画壇を代表する巨匠の一人、堂本印象(どうもと いんしょう、1891-1975年)による双幅(そうふく)対の掛け軸をお譲りいただきました。
堂本印象は、京都市立美術工芸学校(現在の京都市立芸術大学)で学び、西山翠嶂に師事。帝展で活躍し、戦後は仁和寺や東寺の障壁画を手掛けるなど、その活動は多岐にわたりました。伝統的な日本画の技法を受け継ぎながらも、その枠を超えた革新的な表現を追求し続けた画家です。
今回の双幅は、堂本印象の初期から中期にかけての特色が色濃く現れた逸品です。左幅には青い花と小鳥、そして豊かな葉が、右幅には朱色と水色のコントラストが美しい花と、それを眺める小鳥が描かれています。この対幅は、モチーフの選定、構図の妙、そして絵具の清澄な発色と筆致の繊細さにおいて、印象芸術の格調の高さを物語っています。小鳥の愛らしい姿と、花々の生命力が対照的に配置され、一対となって季節の移ろいや自然の調和を表現しています。
古美術永澤では、日本画、掛け軸、特に有名作家の作品や希少な双幅対の掛け軸の査定・買取を承っております。買取をご検討の際は、ぜひご相談ください。
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