
石渡風古(いしわたり ふうこ) 掛け軸
明治から昭和にかけて活躍した日本画家、石渡風古(いしわたり ふうこ、1891~1961年)による童子図(どうじず)の掛け軸です。
風古は、その筆名が示すように、古風で素朴な味わいを大切にした作家です。特に、子どもたちの日常の姿や、優しく微笑む童子を題材とした作品を得意としました。その絵は、観る者の心をほっと和ませ、忘れかけていた童心や純粋な喜びに立ち返らせる力を持っています。
今回お譲りいただいた作品も、愛らしい童子がはいはいしていたところ、ふと上を見上げている動きの一瞬を捉えたものです。
童子の視線の先には吊り下げられた風鈴の短冊が風に揺れている様子が描かれ、童子の無邪気な好奇心が、余白の美しさとともに表現されています。淡い色彩と柔らかな描線は、新しさの中にも古き良き伝統を継承しようとした風古の芸術性が光っています。
石渡風古は、川合玉堂に師事し、文展、帝展で活躍した画家です。戦後の美術界においても、その温かみのある画風は多くの人々に愛されています。
古美術永澤では、日本画や掛け軸の査定・買取を承っております。ご自宅に眠る掛け軸や古美術品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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